年金生活に+3万円の運用を目標に、利回り3%以上の銘柄をIRBANKのデータを活用し、「金の卵を産む鶏」を日々探しています。これまで長期実績について高配当銘柄を調査してきましたが、ここ最近のデータをマネックス証券の銘柄スカウターで深掘りして見ていきたいと思います。利回りも少し高いところを目指していきます。

積水ハウスの概要、長期実績については、積水ハウスを分析してみましょう をご覧ください。


データはクリック拡大してどうぞ。





日足チャート


2023-03-11 チャート


2023-03-11 日足チャート


3月9日大引け後の決算発表では、23年1月期の連結経常利益は前期比11.8%増の2572億円、24年1月期は前期比0.7%増の2590億円とほぼ横ばいを見込んでいるようです。3期連続で過去最高益を更新する見通しとなり、8期連続増収、3期連続増益になります。株価は25日移動平均線の上を推移し上昇傾向です。

セグメント・海外構成


2023-03-11 セグメント構成


金利引き上げの気配も現実味を帯びてきました。戸建、分譲だけでなく、賃貸住宅の割合が14.8%あるのは好材料です。海外売上はほぼ米国となっています。金利引き上げによる影響はあるでしょうが、構成比から見ると11.5%と、さほど影響はないと思われます。


2023-03-11 海外売上高


業績予想・修正


2023-03-11 業績予想修正売上


売上高予想の大きな修正は起きてないようです。右肩上がりに推移しており順調なようです。
営業利益も上振れしながら右肩上がりに伸びています。


2023-03-11 業績予想修正営業利益


配当・株主還元


2023-03-11 配当履歴


2014年から2023年まで10期連続増配中、2024年も増配予定です。
株価は好調で、配当利回りは少し下がっていますが、それでも3%後半で充分高配当と言えます。
配当性向も余裕があり、減配の心配もなさそうです。


2023-03-11 配当利回り


2023-03-11 配当性向


株価指標


2023-03-11 予想PER


PERは割安感がありますが、株価は上昇傾向で買い増しは今ではないようです。配当利回りが4%を超えるようであれば考えます。PBRも割高ではないですが、1倍を超えてきました。


2023-03-11 実績PBR


株価が2,000円を割るようであれば利回りも4%を超えてきます。現在の上昇局面がいつまで続くか注目していきたいと思います。業績が大きく崩れることはないと思いますが、金利の上昇が現実となれば、ハウスメーカーには少なからず影響があると思われます。


2023-03-11 実績配当利回り



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参考資料


PER:株価収益率

PER=時価総額÷純利益   PER=株価÷一株当たり利益

時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。

PBR:株価純資産倍率

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)

PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。


ROE:自己資本利益率

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本

自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。

ROA:総資産利益率

総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。

ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標

ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。

財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。

EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。

皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。



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