年金生活に+3万円の運用を目標に、利回り3%以上の銘柄をIRBANKのデータを活用し、「金の卵を産む鶏」を日々探しています。これまで長期実績について高配当銘柄を調査してきましたが、ここ最近のデータを、マネックス証券の銘柄スカウターで深掘りして見ていきたいと思います。利回りも少し高いところを目指していきます。

日特建設の概要、長期実績については、日特建設を分析してみましょう をご覧ください。


データはクリック拡大してどうぞ。





日足チャート


2023-02-28 チャート


2023-02-28 日足チャート


2月3日の決算発表では、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比28.8%増の43.2億円の伸びとなりました。併せて、通期の同利益を従来予想の45.5億円→50億円(前期は46.2億円)に9.9%上方修正され、一転して8.1%増益見通しとなりました。

セグメント・海外構成


マネックス証券の銘柄スカウターでの開示はありませんでした。

業績予想・修正


2023-02-28 業績予想修正2


売上高は多少のブレはありますが、問題ないようです。営業利益の上振れがすごいですね。好材料と言えるでしょう。


2023-02-28 業績予想修正


配当・株主還元


2023-02-28 配当履歴


連続増配にこだわりはないようですが、長期で順調に増配されています。


2023-02-28配当利回り


配当利回りは、市場レベルでかなりの高配当です。


2023-02-28 配当性向

「配当性向30%以上かつ総還元性向50%以上を目指す。」とのことで、株主還元の意思も強く、順調に増配されています。

株価指標


2023-02-28 予想PER


PERと株価がきれいに連動しています。株価は長期で伸びていますが、割安感があります。


2023-02-28 実績PBR

こちらもきれいに連動していますが、2020年の高値圏の時よりPBRと株価のラインに開きがあります。好業績で投資家の注目が集まっているのでしょうか。現在の株価でも4%後半の配当利回りを考えれば、買い増しを考えてもいいかもしれません。


2023-02-28 予想配当利回り


一株単価も高くないので、配当利回りの変動も激しいですが、好業績に期待しましょう。


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参考資料


PER:株価収益率

PER=時価総額÷純利益   PER=株価÷一株当たり利益

時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。

PBR:株価純資産倍率

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)

PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。


ROE:自己資本利益率

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本

自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。

ROA:総資産利益率

総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。

ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標

ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。

財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。

EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。

皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。



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