年金生活に+3万円の運用を目標に、利回り3%以上の銘柄をIRBANKのデータを活用し、「金の卵を産む鶏」を日々探しています。これまで長期実績について高配当銘柄を調査してきましたが、ここ最近のデータを、マネックス証券の銘柄スカウターで深掘りして見ていきたいと思います。利回りも少し高いところを目指していきます。

稲畑産業の概要、長期実績については、稲畑産業を分析してみましょう をご覧ください。


データはクリック拡大してどうぞ。





日足チャート


2023-02-15 日足チャート


2月8日の決算発表では、3Q累計売上高11%増と連続で過去最高を更新するも、累計経常利益は14%の大幅減、累計最終利益も16%の大幅減、売上営業利益率は前年同期の3.0%→3.0%とほぼ横ばいという結果になりました。現経済状況でも売上高は過去最高を更新ということで、株価は好調なようです。

セグメント・海外構成


2023-02-15 海外売上高

海外売上高比率が64.6%と、国内売上を上回っているのは好材料です。

2023-02-15 セグメント業績


各セグメントも回復傾向です。

業績予想・修正


2023-02-15 業績予想修正


2021年から大きく上振れしています。下方修正が各社に目立つ中、素晴らしいですね。今後に期待です。

配当・株主還元


2023-02-15 配当履歴


現在4期連続増配中で、2024年までは累進配当継続の方針も出ています。

2023-02-15 配当利回り

市場全体では高めの配当利回りです。


2023-02-15 配当性向

配当性向も29.4%とかなり余裕を感じます。過去に現状維持はあったものの、減配したことがないのは好材料です。

株価指標


2023-02-15 予想PER


株価は右肩上がりに好調ですが、PERは割安圏で推移しています。


2023-02-15 実績PBR


PBRも割安圏です。株価がかなり好調ですが、まだ割安ということで買い増しも考えています。


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参考資料


PER:株価収益率

PER=時価総額÷純利益   PER=株価÷一株当たり利益

時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。

PBR:株価純資産倍率

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)

PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。


ROE:自己資本利益率

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本

自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。

ROA:総資産利益率

総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。

ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標

ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。

財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。

EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。

皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。



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