年金生活に+3万円の運用を目標に、利回り3%以上の銘柄をIRBANKのデータを活用し、「金の卵を産む鶏」を日々探しています。これまで長期実績について高配当銘柄を調査してきましたが、ここ最近のデータも深掘りして見ていきたいと思います。利回りも少し高いところを目指していきます。

東京エレクトロンの長期実績については、東京エレクトロンを分析してみましょう をご覧ください。


データはクリック拡大してどうぞ。





日足チャート


2023-01-30 日足チャート


高値圏からかなり下がっているものの、この株価では単元株を取得するのは大変です。出来高も付いてきており、株価も激しく動いています。40,000円前後で含み損が出れば買い増しています。このあたりで買い入れておけば、配当利回り3%は確保できそうです。含み益が大きくなれば売却も考えるスタイルでいこうと思います。

セグメント・海外構成


2023-01-30 セグメント構成

FPD製造装置も手掛けていますが、ほぼ半導体製造装置が占めています。


2023-01-30 海外比率


海外の売上比率が88.5%で、国内の11.5%を大きく上回ります。特にアジア圏での売り上げが大きいようです。中でも、中国のコロナ状況が大きく左右しそうです。


2023-01-30 売上高推移

業績予想・修正


2023-01-30 業績予想修正


上振れの傾向が強いのは良いことです。景気敏感株ではありますが、需要に供給が追い付かない状況はまだ続きそうです。資材の高騰、為替の状況もありますが、海外の売り上げが大きい銘柄を保有することも重要だと思います。

配当・株主還元需要


2023-01-30 配当履歴


2022年からの配当が前年の倍近くになっています。連続増配にはこだわりがないようなので、減配することもあるかもせれませんが、株主還元には積極的なようで、利益が出れば期待できそうです。


2023-01-30 配当利回り

配当利回りは、市場全体の中の上といった感じです。自社株買いは必要に応じてといったところでしょうか。投資家の注目度からして、さほど必要もなさそうです。


2023-01-30 配当性向


配当性向50%というのがラインのようです。2016年からは安定してキープしています。売り上げの上振れ時には、かなり期待できそうです。

株価指標


2023-01-30 予想PER


2021年の株価49,000円あたりで、予想PERと株価のラインが入れ替わっています。PER自体は割高に映りますが、株価と重ねてみると面白いですね。70,000円弱から20,000円を割るところまで落ちています。暴落時に買い入れることの重要性を再認識しています。


2023-01-30 実績PBR


2021年から株価と実績PBRがきれいに連動して推移しています。実績PBRに対して大きく上に開いた株価のポイントの後には大きく値下りしています。後に言えることでわかれば高値掴みしません。


2023-01-30 予想配当利回り


株価が下がれば配当利回りは上がります。重なったポイントがいくつかあります。この後の変化に注目したいところですが、これも後に言えることですね。かなりメンタルが求められますが、暴落時にはインカムもキャピタルも狙える銘柄になります。


2023-01-30 実績配当利回り



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参考資料


PER:株価収益率

PER=時価総額÷純利益   PER=株価÷一株当たり利益

時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。

PBR:株価純資産倍率

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)

PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。


ROE:自己資本利益率

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本

自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。

ROA:総資産利益率

総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。

ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標

ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。

財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。

EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。

皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。



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