2022年は厳しい相場環境となりました。特に年末に長期金利の上限引き上げにより、日経平均は大きく下げました。高配当株の長期保有というスタイルとは言え、精神衛生上良くはありません。新NISAが始まる2024年に向け、その準備も必要になります。そこで、2023年の運用方針について考えたいと思います。





2022年運用総括


投資を始めたのが2016年で、ネット上に出回る情報に振り回されながら、多少ガードも上がってきましたが、気が付けば出口戦略を考えるべき年齢でした。今思えば、1年早く行動を起こすべきでした。「株は売り時が難しい」とよく耳にしますが、痛感しています。2021年は順調だったのでそのタイミングに気が付きませんでした。嘆いている暇はなく、米国のVOO、VYM(特定口座)を売却し、2023年のNISA分の運用資金を確保しました。労働収入はすでにないので、特定口座を売却しながらNISAに移行ということになります。VYMの売却益があったので、運用実績は3%を大きく上回りましたが、配当だけでは権利確定していなかったものもあり、30万円弱となりました。

2023年基本方針


2023年は、年初から厳しい状況です。優良な高配当株を下落時に買い入れというスタイルは維持しながら、値嵩株にも注目していきたいと思います。下落時に未満株を買い入れ、売却益が見込めればそれもありですが、配当を得ながら長期保有を基本に考えています。東京エレクトロン、信越化学工業あたりを視野に入れています。景気敏感株なので、どこまで下落するかはありますが、メンタルを維持できれば、充分な候補と言えます。2022年好調だったハウスメーカーあたりは今年は厳しいと思います。新規は、ディフェンシブな銘柄を中心に考えています。現在保有している銘柄が下落した際は、買い増しも考えながら、2024年分のNISA資金の準備のため、特定口座の売却も進めていきます。

今年から、年金の受給が始まりますので、「+3万円」の実践運用となります。

2023年注目株


2023-01-06 注目株

現在値は2023年1月6日

データはクリック拡大してご覧ください


下落時に、改めてデータを検証し判断したいと思います。花王あたりも結構下落しているので、利回りは3%近くまで来ています。日本電信電話も、もう少し下落してくれればと思います。景気敏感株も多いですが、高配当となると仕方ないところです。

新NISAに向けて


2024年からのNISAですが、積立枠は全く視野にないので、成長投資枠の240万円のみになります。それでも今までの倍となる額なので、非常にありがたい制度です。米国の高配当ETFと日本の高配当株で考えています。特定口座から順次移行していく予定ですが、いくつか含み損を抱えているものもあります。今年中に240万円分の確保が必要になりますが、その順番、タイミングには悩みそうです。



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