信越化学工業は「金の卵を産む鶏」なのでしょうか。

IRBANKのデータを活用し、分析してみましょう。
データはクリック拡大してご覧ください。



企業概要


世界的な総合化学素材メーカーです。主要製品は半導体シリコンウェハ(世界1位)、塩化ビニル樹脂(世界1位)、シリコーン(国内1位、世界4位)、か性ソーダ・メタノール、レア・アースマグネット(世界1位)、セルロース誘導体(世界2位)と素晴らしい実績です。化学メーカーで国内最大の時価総額で、唯一のTOPIX Core30銘柄です。

ここ数年の業績


2022-12-04 売上


2022-12-04 売上2


右肩上がりで、ここ数年急成長しています。半導体不足が叫ばれる中、半導体シリコンウェハ(世界1位)は売上に大きく貢献しているようです。高品質が求められる部位だけに強みはあると思われます。

ROE・ROA


2022-12-04 ROE


一般的に、ROEは10%以上、ROAは5%以上あれば良いと言われています。
他に類を見ない高水準ですね。長期で安定しています。

EPS・時価総額


2022-12-04 EPS2022-12-04 時価総額















EPSも素晴らしいですが、株価も好調で、時価総額も急成長しています。

PER・PBRチャート


2022-12-04 PER2022-12-04 PBR















一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PBRは、割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。
PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになり、低いほうが割安です。
投資家の注目度も高いようです。PBRは割高となっています。

ここ数年の株価


2022-12-04 株価


長期で右肩上がりに伸びており、出来高もついてきています。ここに来て少し下げていますが、少し手が出しづらい状況です。東京エレクトロンもそうですが、あくまでも配当重視、利回りが上がればラッキーくらいの向き合い方なので、もう少し下げたところで買いたいですね。

優待・配当


2022-12-04 配当


配当利回りも、現状では高配当とは言えません。配当性向にかなり余裕がありそうなので、今後に期待したいところです。今後の下落は望み薄ですが、長期で保有しても安心できる銘柄なので、3%を超えてくるくらいの下落があればと考えています。
株主優待の制度はありません。配当権利確定月は、3月,9月です。

銘柄スカウター最新データ


2022-12-05 最新データ



銘柄スカウター最新データ


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参考資料


PER:株価収益率

PER=時価総額÷純利益   PER=株価÷一株当たり利益

時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。

PBR:株価純資産倍率

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)

PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。


ROE:自己資本利益率

ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本

自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。

ROA:総資産利益率

総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。

ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標

ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。

財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。

EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。

皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。



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