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日本郵船・川崎汽船と並ぶ日本の三大海運会社の1社で、連結純利益、連結売上高および時価総額では国内2位です。2022年3月には、実に13年超ぶりの高値をつけ、3月31日を基準日として株式分割を実施しました。海運株は、2021年の日本株式市場で最もパフォーマンスの良かった銘柄だったようです。
売上高はともかく、営業利益は荒れています。もともと景気に大きく左右される業界です。特に新興国の経済状況が大きく関わってくるようです。ウクライナ情勢、中国のコロナの状況も心配ではあります。
一般的に、ROEは10%以上、ROAは5%以上あれば良いと言われています。
これらの指標を見る限りでは、とても株式の分割を実施するような企業には見えません。規模の大きさもあるのでしょうが、難しさを感じます。
利益と同様激しい動きです。株式分割後は順調のようです。今からの買い入れは少し悩みます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PBRは、割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。
PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになり、低いほうが割安です。
PERはここまで荒れていると参考にならないですね。PBRは割安感があります。
底値で買われた方は、素晴らしいセンスの持ち主なのでしょうね。
海運株は少し難易度が高い気がします。
「当面の間は連結配当性向20%を目安として業績に連動した配当を行います。」とのことなので、分割後の株価であれば、個人投資家の視野にも入ってくるかもしれません。
株主優待の制度は、にっぽん丸優待券(10%引)が100株から株数に応じていただけます。
配当権利確定月は、3月,9月です。
PER:株価収益率
PER=時価総額÷純利益 PER=株価÷一株当たり利益
時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。
PBR:株価純資産倍率
PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)
PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。
ROE:自己資本利益率
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本
自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。
ROA:総資産利益率
総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。
ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標
ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。
財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。
EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。
皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。
IRBANKのデータを活用し、分析してみましょう。
データはクリック拡大してご覧ください。
企業概要
日本郵船・川崎汽船と並ぶ日本の三大海運会社の1社で、連結純利益、連結売上高および時価総額では国内2位です。2022年3月には、実に13年超ぶりの高値をつけ、3月31日を基準日として株式分割を実施しました。海運株は、2021年の日本株式市場で最もパフォーマンスの良かった銘柄だったようです。
ここ数年の業績
売上高はともかく、営業利益は荒れています。もともと景気に大きく左右される業界です。特に新興国の経済状況が大きく関わってくるようです。ウクライナ情勢、中国のコロナの状況も心配ではあります。
ROE・ROA
一般的に、ROEは10%以上、ROAは5%以上あれば良いと言われています。
これらの指標を見る限りでは、とても株式の分割を実施するような企業には見えません。規模の大きさもあるのでしょうが、難しさを感じます。
EPS・時価総額
利益と同様激しい動きです。株式分割後は順調のようです。今からの買い入れは少し悩みます。
PER・PBRチャート
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PBRは、割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。
PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになり、低いほうが割安です。
PERはここまで荒れていると参考にならないですね。PBRは割安感があります。
ここ数年の株価
底値で買われた方は、素晴らしいセンスの持ち主なのでしょうね。
海運株は少し難易度が高い気がします。
優待・配当
「当面の間は連結配当性向20%を目安として業績に連動した配当を行います。」とのことなので、分割後の株価であれば、個人投資家の視野にも入ってくるかもしれません。
株主優待の制度は、にっぽん丸優待券(10%引)が100株から株数に応じていただけます。
配当権利確定月は、3月,9月です。
参考資料
PER:株価収益率
PER=時価総額÷純利益 PER=株価÷一株当たり利益
時価総額というのは企業規模を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で求めることができます。
一般的に上場企業の場合、PERの値は「15倍」がひとつの水準とされています。
PERが小さいほうが、株価は割安ということになります。しかし、PERが高いということは投資家がその企業の成長性に期待をしているということでもあり、株式市場におけるその企業の評価の高さを表している側面でもあります。PERに着目するときは、同業種のほかの企業の数値と比較することも必要です。PERがマイナスになるのは、純利益がマイナス、つまり損失が出ていることが原因です。割安ということではありません。
PBR:株価純資産倍率
PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産(BPS)
PBRは、企業の純資産から見た株価やM&Aの算定価格が割高なのか割安なのかをはかるものさし、いわゆる投資指標として使われます。PBRが1倍であれば解散価値と株価が同じ水準ということになります。低いほうが割安です。
ROE:自己資本利益率
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE = 当期純利益 / 売上高 × 売上高 / 総資産 × 総資産 / 自己資本
自己資本からどれだけ利益が出たのか、自己資本に限定した経営効率の程度が分かります。
ROA:総資産利益率
総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標です。
ROA:総資産を使ってどれだけの利益を生み出したかを示した指標
ROE:株主から集めた自己資本をもとにどれだけ儲けたかを示した指標
ということになります。
ROAは、自己資本だけでなく金融機関から借り入れた負債(他人資本)も含めた調達金額(総資産)をどの程度効率的に運用できたかを示す指標なので、株主目線ではなく「会社全体としての」投資効率を示す指標であると言えます。
財務指標として活用されるROE・ROAは、一般的に値が高いほど企業の評価も高いことになります。
逆に考えれば、ROEやROAの評価が低いと企業が十分に収益を上げていないと考えられ、企業価値の低下が予想されるということです。
EPS:1株当たりの当期純利益
EPS=当期純利益 ÷ 発行済株式総数
EPSは値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示します。EPSを見ることで、当期の状況を把握することができます。また、その推移を見ることで会社の収益が好調であったかがわかり、今後の企業の成長見込みを判断する一つの材料になります。
皆さんおっしゃるように、投資は自己責任です。取り上げた銘柄も推奨するものではありません。
興味を持たれた方は、あらためて最新のデータをご自分で調査願います。
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